朝ドラ「らんまん」で主人公「槙野万太郎」とその妻を、神木隆之介さんと浜辺美波さんが演じます。
そのモデルとなっているのは「日本の植物学の父・牧野富太郎」という人物なのですが、若い頃の写真がとてもイケメンなんです。若い頃の牧野博士の写真が気になるところですね。
また、浜辺美波さん演じる牧野博士の妻とは、どんな人なのでしょうか?
さらに、夫婦の馴れ初めはどうだったのか、とても気になるところです。
あわせて、どうぞご覧ください!
牧野富太郎 若い頃がイケメン
氷川きよしさんに似てる気がします。
上の2枚の画像両方からもわかる通り、とてもイケメンです。
上京した頃の牧野富太郎博士。
精力的に日本各地で植物の採取などおこなっていた牧野博士。
向かって左側に座っているのが牧野博士。
(右側の男性は、同郷で幼馴染の吉永虎馬さん)
牧野富太郎の妻はどんな人?馴れ初めは?
牧野富太郎博士は、29歳の時に結婚しました。
その相手は、小澤寿衛子(スエコ)さん。
牧野博士より11歳ほど年下になります。
寿衛子さんは、小さなお菓子屋さんの娘で、お父さんは彦根藩の井伊家の家臣だったそうです。
妻、小沢寿衛子との馴れ初めは
結婚前の頃の富太郎さんというと、下宿しながら植物学の研究を続けていました。
この頃の富太郎さんは、まだ28歳という若さで、ヤマトグサに学名をつけ世界に発表。日本人としては初めての偉業でした。
そんな富太郎さんですが、当時、東京大学の植物学教室へ出入りしていました。
その学校へ行く途中に今川小路を通るのですが、脇にお菓子屋さんがありました。
酒もタバコもしなかった牧野博士。彼は甘党であり、ふと入ってお菓子を。
その入った先のお店の娘さんが、寿衛子さんでした。
一目惚れしてしまったんだそうです。
そして二人は恋をし、明治23年の夏(牧野博士が29歳)、神田の今川小路の小さな菓子屋の娘、小沢寿衛子さんと結婚することとなりました。
結婚後の牧野夫妻
結婚生活は、決して楽なものではなかったようです。
研究費や本の出版など、相当なお金を要しましたが、ほとんどが牧野博士の自費。
また、お子さんも多く、東大助手としてのお給料では生活は、相当苦しかったと思われます。
(13人生まれて、そのうち7人(3男4女)のお子さんが成長されました)
生まれの家は酒造屋で裕福でしたが、その頃にはもう財産も使い果たし借金まみれの生活に。
そんな牧野一家を、妻である寿衛子さんは、牧野博士が安心して研究に打ち込めるようにと、内助の功でささえます。
こうした寿衛子の内助の功や、牧野博士の才能を認めて助けてくれる人もいて、一家は苦しい生活から脱することができ、大正15年には大泉へ家を構えることができました。
寿衛子さんは、「ここに立派な植物標本館を建て、牧野植物園をつくりたい」と、夢を持ってとても張り切っていたんだそうです。
昭和2年、富太郎さんが65歳の時に、東大より理学博士の学位を受けます。
翌年に、ようやく研究の努力が報われたという時、寿衛子さんが55歳という若さで永眠に。
牧野博士は、最愛の妻寿衛子さんを偲び、前の年に新発見したササに「スエコザサ」と名付けました。
家守りし妻の恵みやわが学び
世の中のあらん限りやスエコ笹
牧野博士夫婦の墓は、谷中天王寺にともにあります。
墓碑には、牧野博士の深い感謝と愛情が込められた俳句が二句刻まれ(上記)、二人仲良くやすらかに眠っています。
以上、「らんまん」のモデル牧野富太郎の若い頃がイケメン!妻との馴れ初めは? でした。