「プレバト!!」(MBS放送)の色鉛筆コーナー。芸能人の方々が描いた絵を、三上先生が査定。
良かったポイント、直すと良いポイントなど先生が解説してくれます。
絵を楽しむのと同時に、上手に描きたい人にとって、とても勉強になりますよね。
今回の色鉛筆才能ランキング本当にハイレベルでした。
三上先生も査定に困った様子で「(このレベルは)無い今まで」と、苦笑い。
そんなハイレベルな今回のプレバト・色鉛筆才能ランキング、感想とポイントをお伝えしていきますのでご覧ください!
色鉛筆才能ランキング 参加者
2022年5月5日に放送された「プレバト!!」色鉛筆才能ランキングの参加者は・・・
上の画像左から順に
- 小田井涼平(コーラスグループ・純烈)
- 田中道子(モデル、女優)
- 二見颯一(演歌歌手)
- こがけん(お笑いコンビ・おいでやすこが)
の4名の方々(敬称略)。
査定する先生は、三上詩絵先生。
それでは、1位から順に紹介していきます。
1位 田中道子
お題は「ガーベラ」。
制作時間は12時間。
田中道子さんの作品がコチラ↓
採点内容
- 色選び 10点
- 明暗 10点
- デッサン力 10点
- 合計 30点(満点)
文句なしの特待生に!(もちろん才能アリ)
私の感想としては、
「すっ、スゴすぎる・・・」としか言いようがありません。
花が凄くきれい、また花瓶の透明な感じがスゴイ上手。
どうやったらこんな風に描けるのか・・・
三上先生から良かったところとして・・・
といった内容のコメント。
田中さんの描き方・ポイント
- 花びら一つひとつ色が違う。それを丁寧に描き分けた。
- オレンジのガーベラは、赤と黄色で濃淡をつけた。
- 茎が光の屈折でいろんな面に映っている。その緑を花瓶に描き込んだ。
2位 小田井涼平
お題は「ちまき」。
制作時間12時間。
採点内容
- 色選び 10点
- 明暗 10点
- デッサン力 9点
- 合計 29点
才能アリ。特待生に。
惜しくも、1点差の2位でしたね。
この絵も、本当にスゴイですね!
小田井さんは、水彩画で一発で特待生になっています。しかし、元々は色鉛筆の方が得意で趣味でも描いてるんだそうです。
三上先生から良かったところとして・・・
- ご飯粒、よく描きましたね。つぶつぶが分かるように隙間を少しだけ濃くしている。ツヤ感も出ています。
といった内容のコメント。
小田井さん描き方・ポイント
- ご飯に使った色鉛筆は11色。
- 全体を塗った後に(薄目に)、米粒の間に影(濃い色)を入れる。
- おこわのツヤ(白色)はカッターで表現。
3位 二見颯一
お題は「アジの刺身」
制作時間は17時間。
初参加の二見颯一さんの作品がコチラ↓
採点内容
- 色選び 10点
- 明暗 8点
- デッサン力 10点
- 合計 28点
才能アリ。特待生に。
いやー、お上手です。これで3位って、今回はなんてハイレベルなんでしょうか。
演歌歌手なので歌が上手いのは勿論、絵もこんなに上手なんて羨ましいですね。
先生からは良かったところとして・・・
- アジの皮を剝いだところ、すごく細い線で境界のところを描いている。
- シソの葉は平らじゃなく葉脈で凸凹している。それを分かるように陰影をつけている。
といった内容のコメント。
二見さんのシソの描き方・ポイント
- シソに使った色鉛筆は3色。
- 葉脈を薄く残しながら全体に青を塗る。
- その上から黄色と赤。
- 筆圧を調整しながら何度も塗り重ねた。
4位 こがけん
採点内容
- 色選び 9点
- 明暗 9点
- デッサン力 9点
- 合計 27点
才能アリ。しかし、特待生にはなれませんでした。
4位の最下位ながら、27点と高得点。
3位の特待生になった作品とはわずか1点差でした。
私の感想としても、本当に上手だと思います。
三上先生からは・・・
といった内容のコメント。
こがけんさんの描き方・ポイント
特待生になれなかった理由は・・・
直すポイントは・・・
- ポップコーンは「明暗」を出すために淡く塗り、無機質な容器は色をハッキリと塗り、2つの質感の違いを表現。
- (POPCORNのロゴなど)角度、形は正確に描写。
三上先生のお手本と比べた画像がコチラ↓
やはり、先生はスゴイですね。並べてみるとレベルが違いすぎます。
先生のお手本のほうが、色がハッキリしていますね。
プレバト!!色鉛筆 昇格試験
岩部彰(ミサイルマン)
ミサイルマン岩部さんは現在特待生5級。
今回、3人も一気に特待生が増えたことで、岩部さんもここは何とか昇格して、一歩でも先に進みたいところ。
お題は「いちごのケーキ」でした。
制作時間27時間。
岩部さんの作品がコチラ↓
査定の結果は、現状維持。
三上先生からは、昇格にならなかった理由として
- イチゴもスポンジも物足りない
- くぼみが今ひとつ表現されていない
- 種の周りが白いだけになっている
といった点が挙げられました。
三上先生のお手本がコチラ↓
上手く描くポイント・・・
- 白を表現したい時は、カッターを使ったり、塗り残して表現する(色の上に白は乗らないため)
くっきー!(野生爆弾)
くっきー!さんは現在、名人3段。
お題は「デニムジャケット」
制作時間が4時間とほかの人に比べてかなり短め。
そのくっきー!さんの作品がコチラ↓
結果は、見事に名人4段に昇格。
毎回、浜田さんを絵の中に入れ込んでくるところが、くっきー!さんらしいですね。
それにしても、このデニム感がスゴイ、まるで本物のようですね。
毎回、くっきー!さんの絵の上手さには感心させられます。
三上先生からは良かったところとして
- 生地の素材感、特徴をよく捉えている。塗る方向を一方向にして繊維を表現している。ちょっと色がすれているところとか敢えてだしている。
- ボタンの厚みも描いている。影を強めに入れている。
といった内容のコメント。
くっきー!さん 描く時のポイント
- デニムの繊維・質感をだすためにカッターを使った。
- 金属(ボタン)の光沢は、カッターを使って出してた。
まとめ
いかがでしたか?
今回のプレバト色鉛筆才能ランキングは、非常に高レベルで、参加者4人中3人も特待生に!
4位のこがけんさんの作品も3位とは1点差、とても上手な絵でしたね。
昇格試験は、ミサイルマン岩部さんと、くっきー!さんの査定でした。
ミサイルマン岩部さんは現状維持、くっきー!さんは1ランク昇格で名人4段に。
以上、【プレバト2022年5月5日】色鉛筆がハイレベル!特待生が3人も誕生! でした。
オレンジ色のガーベラが単純な鮮やかなオレンジ色ではなく、ちゃんと陰影があり、ちょっとくすんだ感じ、先や周りがちょっと黄色になっている。この花の特徴を見事に捉えている。これは驚き。
花瓶もスゴイ透明感がある。濃い色で影を塗っている。それが余計に透明感を出している。