フランク三浦が本家フランクミューラーに勝訴!
「フランクミューラー」といえばスイスの超高級時計。そのパロディー版「フランク三浦」が、なんと本家に勝訴してしまったというニュースが。
そんなフランク三浦とはどんな会社でどんな時計なのか?また、今回の裁判の経緯と、本家とパロディ版である両者の時計を比べてみました。ぜひご覧ください!
フランク三浦 裁判の経緯
昨年9月に本家フランクミューラーがフランク三浦に対して、「語感が似ている、ただ乗りだ!」と特許庁に訴え、そして、特許庁はフランク三浦に対して「商標登録」を取り消しをしたことが事の発端でした。
そして、これに対しフランク三浦が逆に本家フランクミューラーを「取り消しは無効だ!」と訴えていたのです。
そして、なんと本家に勝訴してしまった・・・
というのが今回の「裁判でフランク三浦本家に勝訴!」の経緯です。
フランク三浦 勝訴の理由
知財高裁は、「呼称は似ているが、外観や概念は大きく違う」として、三浦側に勝訴判決。100万円を超える高級腕時計と、4000~6000円程度の「フランク三浦」を混同するとは考えられないということでした。
フランク三浦 製造会社は?
名前は株式会社ディンクス。
大阪市天王寺区舟橋町ある会社で2001年設立。
株式会社ディンクスとは
時計、バッグ、アクセサリー、貴金属の販売と輸出入を行っています。
自社製品だけでなく、OEMも製作しており、スイス独立系時計師や一級修理士のアドバイスを製品に反映し、時計を美しく見せるためのロゴの大きさ、針の長さ、ガラス面のカーブの角度とダイアルの曲げ具合とのバランスなど品質に自信があるとのこと。
※OEM・・・委託されて製品を作ること。例えば、「ポールスミスの時計はシチズンが作っている」ようなこと。
社長は 下部 良貴 氏
PL学園、大阪学院大学と硬式野球部で活躍。その後、大手商社で高級時計の営業を経験し、オリジナル時計製造を主とした株式会社ディンクスを立ち上げました。
では、今回の裁判となった「フランク三浦」と「フランクミューラー」の時計を比較してみましょう。
フランク三浦とフランクミューラー
外見の比較
上の画像を見ると確かに似ています。
しかし、ロゴの部分をみれば完全に「フランク三浦」と見分けがつき、本物と間違えて買うということはまずないでしょう。
値段の比較
- フランクミューラー 80万円~数億円!
- フランク三浦 5,000円程度
裏面を見てもすぐに三浦とわかる
フランク三浦の時計画面裏を見ると「MADE IN CHINA」のシールと「完全非防水」の表記が・・・
説明書には、
すぐに壊れます、落下などのショックによる耐久性は全く持ち合わせておりません。と表記がある。
芸能人には「フランク三浦」のファンも多い
ホリエモン(堀江貴文)、テレンス・リー氏、TOKIOの松岡君、女性タレントでは、水沢アリー、「とくだね」の小倉智昭氏など。
プロ野球界にも多くのファンがいるようで、ブランコや巨人の高橋尚成、ソフトバンク投手コーチの入来祐作(元巨人)氏などがいる。
あとがき
今回のパロディー版「フランク三浦」が本家「フランクミューラー」に勝訴した件。この裁判によって、ますます「フランク三浦」が注目され、ますますファンが増えるのではないでしょうか?
以上「本家フランクミューラーに勝訴したフランク三浦とは?両者を比較してみた!」でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。それではまた・・・